中村憲剛さん 開校時コメント
この度、2019年4月8日(月)フロンタウンさぎぬまにてKENGO Academy Schoolを開校いたします。
少年時代の僕は、背も低く、足も遅く、フィジカル的に優れた要素がまるでない選手でした。
そのフィジカルの差は中学時代に入るとはっきりとし、僕は大きな壁にぶち当たりました。
ですが、そんな僕でも結果的にJリーガーになることができたし、日本代表になることができました。
なぜ、競争の激しいプロの世界で長くプレーし続けることができるのか。
それは、小さい頃から、そしてプロになってからも変わらず、ボールを止めること、
蹴ることにこだわり続けてきたからだと思っています。
技術(止めて蹴る)を高めることで、頭(考えること、サッカー脳)を使い、育むことが可能になり、
状況の変化に対応できる柔軟性、そして実行力を身につけることができました。
何か特別な練習をする訳ではなく、ひとりひとりが自分の足に、技術に、
こだわりをもって磨き続けることで様々な状況でも考えて対応できる柔軟性を持った選手になることを期待しています。
中学年代は小学生の時代に比べ短いうえに、小学時代のみんなとは違うバラバラのサッカー人生を歩み出す時期です。
そんないわばサナギから蝶に成長する橋渡しのお手伝いができればという想いで、
まずは少人数でスタートしたいとお世話になった川崎の地で開校する運びとなりました。
僕自身、このアカデミーに入ってきた子達がどのように成長し、卒業していくのか今から楽しみで仕方ありません。
開校後は時間の許す限りみなさんへの直接指導も含め、何らかの形を通してサポートをして関わっていきたいと考えています。
このスクールがみなさん自身のレベルアップに繋がれば嬉しく思いますし、
自信を持ってプレーできるように全力でサポートしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。